2匹目を保護犬から迎えるのは、あり?〜先住の犬猫との相性〜

保健所や愛護センターからの譲渡では、そもそも先住の犬猫がいる場合は譲渡しないという条件がついていることがあります。先住の犬猫とは相性を見る必要があり、引き渡した後に「やはり相性が良くない」と戻ってくるのを避けたいという考えで、あらかじめ提示している場合が多いようです。

さらに近年では、個人やボランティアが多数の動物を飼い過ぎて、近隣トラブルになっていたり、時には引き取り手が生活を維持できなくなる事案が起きていることからも、多頭飼育には各行政とも慎重です。

しかし、わずかですが先住動物を連れて面会に行くことを許可している行政もあります。

こうした場合、その保健所から保護を行っているボランティアが引き出してから、改めて申し込むというのも一つの方法です。

ボランティアが保護する場合は、逆に先住犬猫との面会は必須ともいえる条件になっているからです。

犬の場合、基本的に異性の組み合わせはトラブルが少なく、次にメス×メス、そして問題に発展しやすいのはオス×オスと言われています。

しかしこれも生き物同士のこと、相性の問題ですから、オス×オスでも仲良くやれるケースもあれば、メス×オスでもどちらかが精神的に参ってしまうほどストレスに感じることもあります。

また、一般的にはメスとオスの組み合わせでは、どちらが先住かにかかわらずメスのほうが強く、譲ってしまったり気に病んでしまうのは年齢にかかわらずオスのほうが多いようです。ただし、これもやはり個体差があります。


先住犬猫と相性が良く、多頭飼いした場合のメリットとしては、もともとおうちにいた先住犬が、新しく迎えた犬に対しておうちのルールを教えてくれることがあります。犬は群れで生活をする生き物なので、群れのリーダーとなった犬が一部教育を担ってくれるケースもありますし、相性がよければ、一頭よりも二頭いたほうが犬たちも楽しいのではないでしょうか。また、飼い主の愛情が分散されるので、過保護な接し方が改善されやすくなる傾向もあり、多頭飼いの犬は、協調性があって問題行動を起こしにくいお利口さんが多いともいわれているのです。

もしも犬たちが仲良くなれなかったとき、様々なトラブルが発生します。もともとおうちにいる先住犬が、自分だけに注がれていた愛情が分散することで、新しくやってきた犬に対して攻撃的になることもあります。

逆に、先住犬がおとなしい子で、新しくやってきた元気な犬に、追いかけまわされたりすることもあります。そうなると、飼い主さんにとっても犬たちにとっても、ストレスフルな環境になってしまいます。

もしどうしても仲良くなれない場合には、二頭が接触しないですむような生活環境を準備する必要があるので、そのことも念頭において準備をしたほうがいいでしょう。

猫の場合は性別にかかわらず、相性はとても大切です。

気に入らないとなれば徹底的に気に入らず、なわばり争いで本格的なけんかに発展することもありますし、けんかに至らなくても弱い方は病気になってしまうことすらあります。

先住動物がいる場合は原則として保健所などの行政以外で、お見合いやトライアルのチャンスを設けているボランティアから引き取るのがより確実といえるでしょう。

仮に相性が良くなくても、引き続き複数頭飼育を検討する場合は、経験の長いボランティアから性格の合いそうな子を紹介してもらうのも、良い結果につながりやすいです。

多頭飼いをするという事は、愛犬にかかる食費、トリミング代、ペットホテル代といった費用が単純に倍になります。費用以外にも、家のスペース、飼い主さんの体力など、さまざまな面で一頭のみの飼育時に比べて大きな負担がかかってきます。無駄吠えなどのしつけを徹底できていないと、すべての犬が連鎖的に吠え始めて近所迷惑になることもあります。また、新しい犬が来たことで先住犬が問題行動を起こす場合もあり、これまで出来ていたトイレが急にできなくなって飼い主さんを困らせてしまうこともあるのです。

多頭飼いをする前に、確認すべき注意点として、性別・体のサイズ・性格の相性で組み合わせを考えてみて下さい。先住犬の性格や犬種、体の大きさ、性別を考慮して、相方を選ぶようにしましょう。

お散歩などの限られた時間で他の犬と仲良くできる子でも、自分のテリトリーの中に他の犬が入ってくると怒る場合もありますし、逆に他の犬が苦手な子でも、おうちにいる犬だけは平気な場合もあります。

実際は、二頭を会わせてみて、しばらく一緒に暮らしてみないとわからないことだらけなので、犬同士がうまくいかなかったときでも大丈夫なように、スペースや時間を十分に確保できるように、しっかり準備することがとても大切なのです。

多頭飼いを始めたばかりの時期は、犬同士を慣れさせる工程に時間と体力を使うことも覚えておいてください。

保護犬をしつける〜『リトレーニング』〜


今この時も、日本中で多くの犬が新しい家族を待っています。犬や猫の殺処分問題についての関心が高まり、保護センターなどに持ち込まれた犬猫が里親に引き取られていく「譲渡率」はここ数年増加していると言われています。しかしながら、その幸運をつかむのはほんの一握り。犬たちが新たな家族を探すスタートラインに立つために『リトレーニング』と呼ばれる心のリハビリを兼ねた基礎トレーニングに注目が集まっています。

保護犬の中には、一度人間に捨てられたり、虐待を受けてきたり、心に傷を負ってしまった犬が多くいます。 保護犬の心の傷を癒してあげたり、トラウマを解消してあげるリハビリやしつけのことを「リトレーニング」と言います。このリトレーニングは、保護犬のその後の犬生を左右するほど重要なものになって来ます。飼育放棄などで飼い主を失った場合、動物保護団体などを通じて、新しい飼い主を見つける譲渡活動が行われることがあります。 この時、いかに早く里親が見つかるかは、その子の気質と「リトレーニング」の様子で大きく左右されると考えられています。 簡単に言うと「しつけのし直し」や「トラウマなどからの回復・リハビリ」を意味しています。 特に、人間不信に陥っていたり、全くしつけがされずに放棄された犬の場合などは非常に必要とされるものです。

「新たな家族を見つけるのがむずかしい」と判断されてしまうのは、極度の人間不信で触れることすら出来ない犬や、人や他の犬に対して本気で噛みつきに来る犬、老齢などその理由はさまざま。

里親を探すうえで「人間が好き」ということは大きなアドバンテージになります。人間に対して攻撃性を持つ犬は里親募集をすることすら躊躇われるものですし、恐怖心などから人になつかない犬はなかなか貰い手がつかないのが実情。

リトレーニングの中で最も重要だとされていることが「人とフレンドリーに接する」ということです。保護された犬の中には、虐待をされたりひどい環境で育ち、人間に対してひどい恐怖心を抱いている子が少なくありません。怖さゆえの攻撃性を持つ子も数多くいます。 しかし、そのままの状態で新しい飼い主を見つけることは、ほぼ不可能です。 懐きもせず、歯をむき出す犬を飼おうと思う人は、やはりいないのです。 そのため、人に慣らし、トラウマを解消しながら、触られることを嬉しいと感じられる犬へと向かわせることが、まず第一に行われなくてはならないことだと言われています。


人に慣らすことと同様に、家庭内で落ち着いて過ごすためには、一般的な家庭のまわりに存在するあらゆるものに慣らして、ルールを教えておく必要があります。(保護犬の多くは「一般的な平和な家庭」で育っていない場合が多いのです。) たとえばソファや家具をかじらないこと、家にいる猫や鳥を攻撃しないこと、車を見ても怖がらないようにすること、掃除機の音にびっくりしないようにすること…数えきれないほどたくさんのことがあるのです。 引き取り候補がいる場合、出来るだけスムーズにその家庭になじむために、その家庭の事情に合わせたリトレーニングを行うととても有効です。

基本、トレーニングは新しい飼い主と一緒にするのが良いです。お座りやお手などのトレーニングは、後からいくらでも出来ます。もちろん時間はかかるかもしれませんが、信頼関係を築いてから、根気よく教えていけば、必ず出来るようになります。 それよりもまず必要なのは心の傷を癒し、人と関わることに幸せを感じてもらうことなのです。

トレーニング方は1つではなく何種類かあり、極端に言うと「厳しく緊張感を持つ」方法と「長所を伸ばす」方法があります。

前者は大型犬やヤンチャすぎるわんこに効果的で、競技会やショーなどに参加する時に強さを発揮します。一方で、一般の方がしつけるには難しく、訓練士さんにしか服従を示さなかったり、反発する子も。

後者は、専門用語で「家庭犬」と分類される、一般的に皆様が飼育しているわんちゃん達によく使われ現在のポピュラーな手法です。飼い主にも家でしつけがしやすく分かりやすい反面、甘やかしてしまったり気持ちが切り替えられず長引いてしまうことも。また、人の声、おやつやオモチャに大きな興味を示さない場合に、ご褒美となる物を見つける必要があります。しつけをやり始めるとつい完璧を求めてしまって躍起になってしまいがちになります。そのような気持ちはわんこにも伝わり、圧を押し付けられて犬も嫌になってしまいます。わんちゃんやお家の方針に合った方法で、人も犬も楽しくトレーニングできるよう心がけましょう。

多頭飼いで飼い主さんが気を付けるべきポイント


多頭飼いをすると、新しくやってきた犬はもちろん、先住犬も少なからずストレスを抱えることになります。自分のテリトリーだと思っていた家の中に、突如若い犬がやってきたら…その犬が家族の注目を集めていたら…先住犬はヤキモチをやいてしまいます。その逆でも、新しい犬が疎外感を感じてしまいます。多頭飼いで新しい犬を迎えるにあたり、飼い主さんは、愛情のバランスを上手に分散すること、また愛犬がストレスをなるべく溜めないように気にかけなければなりません。すなわち、愛情は均等に。

多頭飼いの場合、頭数分のケージ、またはサークルを用意しましょう。ケージは犬が最も安心できる場所であり、何かあった時に落ち着ける場所です。新しい犬がやってきてすぐの時期は、このケージをうまく利用し、犬がひとりになれる時間を十分に確保してください。最初は数分のご挨拶から始めて、時間をかけて犬同士が一緒に生活することに慣らしていきましょう。すべての犬に「ひとりになれる空間」を用意することが重要です。

おうちの中で引き合わせるときの注意点としては、まずは子犬をケージに入れ、先住犬にリードをつけます。最初は十分な距離をあけて会わせてあげましょう。そのときに、それぞれがストレスサインを発していないか、よくよく確認してください。


リードをピンと張った状態にしてしまうと、余計に先住犬の緊張を高めてしまうので、リードにゆとりがあるような状態に保っておくことが大切です。


また、一緒にいるときにそれぞれおやつを与えるのもオススメです。


緊張していたらおやつは食べないはずなので、食べてくれればリラックスしている証拠。ただし、食べ物への執着心が強い子は攻撃的になることもあるので、他の子の食べ物を奪うようなそぶりを見せたら、おやつはすぐに片付けましょう。

次に、もし新しく迎えた子犬のワクチン接種が完了しているなら、まずは一緒に部屋から出て、お散歩をしてみることもオススメです。もちろん、リードを持つ人は一頭につき一人。一緒に楽しい時間を過ごすことで、仲間意識が芽生える可能性があります。

二頭一緒に散歩をする場合、それぞれが自由な方向に勝手に進んでしまって、飼い主さんが大変な思いをすることがあります。一頭ずつ、しつけを済ませた上で一緒に散歩させるといいいでしょう。

また、犬のサイズに大きな差がある場合は運動量が異なるため、一頭ずつ行くというのも一つの方法。全ての愛犬と密なコミュニケーションを取るためにも、時には一頭ずつ散歩に連れて行き、ゆっくりお話をしながら散歩を楽しむこともおすすめです。

なにより、犬たちと飼い主さんとの信頼関係を築かなくてはなりません。それには、一頭ずつのコミュニケーションの時間を大切にしましょう。一頭ずつ、きちんと愛情を注いでいることを、愛犬に伝えてあげましょう。

また、多頭飼いで注意しなければならないのは、「犬同士のルールで決めた上下関係を乱さない。」ということです。たとえば、おもちゃの取り合いなどで下位の犬がいつも負けているとします。飼い主さんは優しさから、弱い子を抱っこして、強い子に「いじめちゃダメ。」なんて怒ることもあるかもしれません。

しかし、この行動が犬を混乱させてしまうのです。犬には犬のルールで決めた上下関係があります。それを人の手で乱してしまうと犬は混乱してしまい、よりひどいケンカに発展する可能性だってあるのです。

かわいそうに思う気持ちはわかりますが、下手に手を出すことはせず、犬のルールに従って見守ることも必要なのです。

たくさんの愛犬と暮らせたら幸せ…と思う飼い主さんは多いと思いますが、多頭飼いには様々な注意点があることがわかりますよね。費用の問題だけでなく、犬同士の相性や、飼い主さんと一頭一頭のコミュニケーションの取り方など、気にかけるべきポイントはたくさんあります。犬たちにとっても飼い主さんにとっても、負担のない生活が送れるよう、しっかり準備をして迎えましょう。

犬を飼うことは良いことだけじゃない〜犬を家族に迎える前に考えてほしい3つのこと〜

「犬を飼う」ということは必ずしも良いことだけではありません。犬を飼う前に、もう一度「犬と暮らす」とはどういうことなのかを考えてみて、最大限、想像してみて自分がしっかりとワンちゃんを育てていけるか考えてみましょう。

①あなたは犬の寿命、知っていますか?しっかり理解していますか?


犬は10年以上生きる生き物です。 10年は人間にとっても短くない期間です。 犬を飼い始めると、長期間の旅行に行けなくなります。 引っ越しもペット可物件以外には移れなくなります。 暑くても寒くても毎日散歩に連れていく日々が続きます。 抜けた毛は毎日部屋中に散らばります。 大切なものを壊されることだってあります。

犬を飼うということはこれが10年以上続くということなのです。

10年以上この日々が続くということ、しっかりと想像していますか?

②「オテ」や「オスワリ」をしてくれる従順な犬が欲しいのですか?


犬は従順に何でも言うことを聞いてくれる。 果たしてそうでしょうか…

犬にも感情はあります。 「言うことを聞く」ということは犬が「やろうと思っている」ということです。 犬の従順さは信頼関係の上に成り立っているものです。 ゲームの中のキャラクターのように「命令すれば何でも言うことを聞く」というわけではありません。 言うことをきかないことだって多々あります。

犬はあなたの思い通りにはならないということ、覚悟できていますか?

③犬のために充分なお金が払えますか?


犬を飼うときに必要なのは毎日のエサ代だけではありません。 何日も家を空けるときには、ペットホテルに預けなければいけません。 保険が効かないので、怪我や病気のときには人間の何倍もの医療費がかかります。 家のものを壊されて修理することもあります。毛の長い犬はトリミングに連れていく必要もあるでしょう。 それを犬のためだと思って、気持ちよくお金を出すことができますか?

犬を飼うことは家族が増えるということです。 赤ちゃんが生まれたとき、人は皆この3つについて考えるはずです。 子どもは簡単には手放せないし言うことだってきかない、お金もかかる。 でもその代わりに幸せをたくさん与えてくれます。 犬も同じです。大変な手間がかかるけれど、その代わりにたくさんの幸せを運んでくれます。でも「手間」のことを忘れて飼ってしまう人が時折いるのが事実です。

犬を飼う前に、この3つの質問について家族の皆さんでよく考えてください。

そうすればきっと、幸せな犬との生活が待っているはずです。

犬を飼い始めてから毎年必要な費用

犬を飼い始めてから毎年コンスタントにかかる費用について一覧リスト化しました。体が大きい分、エサ代にしても医療費にしても、大型犬の方がいくらか出費が多いという特徴があります。


・フィラリア予防薬

フィラリアとは心臓に住み着くそうめんのような寄生虫です。フィラリア症とはそうめんのような細長い虫(フィラリア)が犬の心臓に住み着いてしまった状態を言います。この状態になると心臓への負担が大きくなり、多くの場合犬は死んでしまいます。このフィラリア症を予防するためにはフィラリアを媒介する蚊が繁殖する時期にあわせて予防薬を飲ませたり注射したりする必要があります。一般的には5月~12月、毎月一回投薬するパターン多いようです。料金は犬の体重によって若干変動しますのでお近くの獣医さんにご相談下さい。

・ノミ・ダニ予防薬

犬の被毛は体の小さなノミやダニにとってかっこうのベッドです。しかし噛まれた部分がかゆくなったり、排出したフンがアレルギーの原因になったりと、犬にとっていいことは何もありません。また、ノミやダニが室内で繁殖すると、飼い主のベッドなどにも侵入してしまうため、室内を衛生的に保つためにも、犬のノミ・ダニ予防は重要となります。防虫効果のあるカラー(首輪)を装着したり、部屋中に防虫剤を塗布したり、犬の首に薬剤をたらすなど方法は様々です。

上記以外に、その他臨時で必要な費用についてご紹介します。緊急手術など一刻を争う事態も想定されます。飼い主としてはある程度経済的に余裕を持った状態で犬を飼いたいものです。

・トリミング費用

トリミングとは犬の被毛をカットすることで、料金は地域やお店でまちまちですが、おおよそ5,000~10,000円程度です。自分でできないことも無いですが、失敗を避けるために多くの人はプロに依頼します。特に被毛が長く伸びるマルチーズやヨークシャーテリアなどの犬種で必要となり、また、犬種にかかわらず、夏場は被毛の中にたまりがちな熱い空気を換気しやすくするため、「サマーカット」(パピーカットとも)と呼ばれる短めのトリミングがなされます。

・しつけ教室費用

しつけ教室とは、犬のしつけを代行してくれるサービスのことで、料金はセッション回数や期間によって左右されます。しつけの時間がない、しつけの仕方が分からない、しつけても犬がよい反応を示してくれない、など、様々な理由で利用されます。

・病気や怪我の治療費

犬が交通事故にあった、高いところから飛び降りて足を骨折した、腹部にしこりが見つかった、などなど、急な病気や怪我の危険性は常に存在しています。お金に余裕が無くて手術が手遅れになった・・・などという事態に陥らないよう、飼い主はある程度の資金的余裕を持っていたいものです。料金は病気や怪我の内容によりけりですが、近年ではペット保険など、飼い主の経済的な負担を軽減してくれるサービスも登場しています。

・オス犬の去勢手術費用

飼い主が犬の繁殖を望まない場合、不要な妊娠を避けるために不妊手術という手段がとられます。料金は10,000~25,000円程度が一般的です。オスの場合は去勢することにより、前立腺肥大、肛門周囲腺腫瘍、睾丸腫瘍などを予防する効果が期待できます。 また他のオス犬とメス犬を巡ってけんかをすることや、発情期における欲求不満ストレスを軽減することもできるなど、多くのメリットがあります。 マーキングを始める前の生後6ヶ月までに獣医師とご相談ください。

・メス犬の避妊手術費用

飼い主が犬の繁殖を望まない場合、不要な妊娠を避けるために不妊手術という手段がとられます。料金は20,000~40,000円程度が一般的です。メス犬の場合は卵巣と子宮の摘出避妊手術を行いますが、生殖能力を失う代わり、発情期特有の神経質な行動が軽減されます。また子宮蓄膿症、乳腺腫瘍、子宮や卵巣の腫瘍などを予防することにもなります。最初の発情を迎える生後6ヶ月以前に獣医師とご相談下さい。

保護犬の推定年齢について


保健所や愛護センターに収容されている犬の年齢は、分からないことがほとんどです。元の飼い主が手放して持ち込んだ場合や、マイクロチップが入っていた場合など、例外を除いては、推定年齢として紹介されている事がほとんどです。

歩き方や毛ツヤなど見た目が若々しくない、歯石が多くついているなど歯の状態が悪いという理由とその程度から、犬の年齢を高く見てしまう場合もあります。特にブリーダー犬や、捨て犬だった子らは、歯の状態が悪い事が多いです。歯本体より大きな歯石が付いていたり、歯がグラグラで歯石が接着剤代わりになっている事も多々あります。

逆に、若々しく活発で表情豊かな様子や、目が綺麗で心雑音がないということから、若い犬かと思ったら、実はそうでもなかった…というケースもあります。

年齢がわからない時は、大体は獣医さんに判断していただきます。

私自身、保護犬を多数飼ってきて、中には捨て犬出身の子も数匹いました。大体の推定年齢については獣医さんに診て頂きましたが、「実際2〜3歳は差異があるかもしれません。」と言われました。とても丈夫な子たちで、22歳という長寿を全うしてくれました。でも、もしかすると、24歳だったかもしれないんだ⁈と思ってみたり^ ^

私自身は、犬の年齢にはあまりこだわらなくてもいいんじゃないかと思っています。もちろん食生活や運動量や健康管理の面で、年齢は把握しておくにこしたことはないですが、肝心なのはそれぞれの体質や体調に合わせてやることだと思います。

引き取った犬の年齢がいくつなのか、率直なところボランティアも保健所も、獣医師でもわからないことが多いものです。

ボランティアや保健所は経験上、獣医師なら体の状態でこれくらいの年齢かなと推測するのみです。

ボランティアや保健所、保護にかかわる獣医師であれば、少しでも良いところを探して若い方に見てあげたいという心理も働いているかもしれません。

実年齢がいくつの子であっても、その後のケアや愛情の注ぎ方で、心身の健康を回復し若々しくなる犬猫の例は多数あります。

そもそも、その子たちの寿命ではなく、人間の手による殺処分により、明日終わってしまうかもしれない命を引き取ったのですから、年齢にとらわれずに日々を大切に、ともに喜びを重ねていくことに、保護犬猫と暮らす意義があるのではないかと思います。

犬でも人間でも何歳まで生きたかではなく、どう生きたかが大切です。与えられた命を精一杯生きること。

保護犬たちが残りの犬生を全うできるよう、愛し、守ってくれる家族にどうか巡り会えますように。

犬の飼い始めに必要な費用

犬を飼う際に必要となる費用を、「飼い始め」、「飼い始めてから毎年」、そして「臨時」という枠組みでまとめました。 これから犬を飼おうという方は、是非参考にして下さい。

犬を飼い始めた時、真っ先に必要となる出費を一覧リスト化しました。内容の詳細は、表の下に記載してありますのでご参照下さい。

医療費に関しては、田舎よりも都会の方がやや割高となります。これは、都会の方が地代が高く、その分を医療費に上乗せしなければならない、という事情が関連しています。

なお、生活用具のより具体的内容については犬に必要なペット用品でご確認ください。


・畜犬登録

畜犬登録は生後90日以上の犬の飼い主全てに義務付けられています。犬が生後90日を過ぎたら狂犬病予防注射を受け、「注射済み証明書」をもって30日以内に役所か保健所に行きます。

費用を払って畜犬登録をすると登録証明書として鑑札(かんさつ=犬の首輪につけます)、注射済み票(メタルと呼ばれ、これも首輪につけます)、標識(ひょうしき=よく玄関に張ってある「犬」というあれです)が渡されます。

なお飼い主の住所が変わるときも届出が必要です。また飼い主が変わるときは「廃犬届け」(はいけんとどけ)を出して鑑札を返し、登録を抹消(まっしょう)してもらいます。

・狂犬病予防注射

狂犬病予防注射(きょうけんびょうよぼうちゅうしゃ)は、狂犬病予防法により、毎年1回受けなければなりません 狂犬病予防注射の集団検診では、注射希望者が長い列を作って順番を待ちます。 まだ畜犬登録していない人は市区町村に問い合わせて集団接種の日時と会場をお問い合わせ下さい。畜犬登録済みの人は時期が近づくと葉書などで連絡が来ます。

集団接種の機会を逃しても動物病院などで予防注射はできますが、その場合接種済み証明書を保健所などに提出する必要があります。

・健康診断

健康診断では以下のような検査を受けることができます。幾つかの項目に関してはオプションであり、必ずしも行われるわけではありません。オプション検査を依頼すると、その分検査費用がいくらか上乗せされます。

〈体重測定〉

食事量が適正かどうかの目安になります

〈体温測定〉

成犬の平熱は37.5~38.5℃、子犬の平熱は38~39℃くらいです

〈便の検査〉

手法により変動しますが、737~897円程度です。硬さ、匂い、色、顕微鏡を使った寄生虫検査などを行います。便検査をする場合は検査の2時間以内に便を取って病院に持参します(病院内で採取することも可能)。長時間放置した便は寄生虫が卵から孵化(ふか)している可能性があり、正確な検査ができません。

〈血液検査〉

採血料が727円、生化学検査料が4,625円程度です。その他特定の寄生虫やウイルスを検出する際には別料金が発生します。生化学検査では血液系の疾患を調べることができます。また血液型は輸血が必要なときに知っておくと便利ですが、料金が5,432円とやや高めです。

〈尿検査〉

尿の採取料金が1,127円~1,549円、検査料金が1,432円程度です。泌尿器系(ひにょうきけい)の疾患を調べることができます。

〈エックス線検査〉

単純撮影の場合は3,931円程度です。尿管や膀胱(ぼうこう)に異常が見られるときの尿路造影は7,107円、胃や腸の中に異物があるときの消化管造影は7,911円とやや割高になります。

〈心電図検査〉

2,521円程度です。不整脈、心室肥大、冠状動脈疾患などを調べます。

・混合ワクチン接種

犬は病院の診察台に乗せられ、ワクチン注射を受けます。  混合ワクチン接種(こんごうわくちんせっしゅ)は、犬がかかりやすい病気に対する免疫力を、あらかじめ高めるための注射です。生まれたばかりの子犬には母犬から受けた受動免疫(じゅどうめんえき=生まれついて授かった病気に対する抵抗力)がありますが、離乳する頃には免疫力が低下してしまいます。この時期にジステンパー、パルボウイルス、レプトスピラ、伝染性肝炎、パラインフルエンザ、アデノウイルスI型、同II型などの伝染病にかかりやすくなるため、人為的にこれらの感染症に対する混合ワクチンを接種する必要があるのです。生後50日頃に1回目、生後80~90日頃に2回目の接種を受け、以後は1年に1回受け続けるプログラムが一般的です。予防接種は近くの動物病院でいつでもできます。料金は5~6種混合ワクチンが5,000~7,500円、8~10種が5,000~10,000円程度です。

犬は人間の想像以上に、話がわかる!


犬は人間の言葉がわかっているのか?絶対にわかっている、と思っている人もいるだろうし、そんなことはあり得ない、と思っている人もいるでしょう。確かに、犬が人間の言葉を理解できるはずはないとも思うし、でも言葉がわかるのかな、と思うときもあるし…。

最新の脳スキャンによれば、イヌは飼い主が発する単語とイントネーションの両方を聞いているという。人間の会話では単語とイントネーションのどちらも大切だが、イヌにとっても同様なのかは、これまでは分かっていませんでした。飼い主が「いい子だね!」と声をかけたときに、犬が理解しているのは言葉の意味だけではないと言うことです。人間と同じく、左脳では言語を、右脳ではそのイントネーションを読み取っていたのです。

「アメリカ科学振興協会(AAAS)」に掲載された研究で、犬の脳をMRIでスキャン。すると、意味のある言葉を聞いたときに左脳が、情熱的なイントネーションを聞いたときに右脳が活発化しているという研究結果が出たのです。

学術誌「サイエンス」に掲載された研究でも、犬の脳も人間と似た方法で情報を処理していることが判明しました。

人間が犬に話しかける様子は日常茶飯事ですが、犬はその言葉や会話の雰囲気に対して、私たちの想像以上に注意を払っているのかもしれません。

言語を理解する仕組みや、脳を刺激するきっかけとなるものが、人間と非常に似ていると考えられるそうです。


より声のトーンを高くするほど報酬系の活動に反応あり。さらにそれが意味のある言葉だった場合、まるで美味しいものを食べたときと同じことが脳内で起きていたとも言われています。ただし、どれだけイントネーションを情熱的にしても、意味のある言葉には勝りませんでした。

つまり、心を込めるだけでなく、しっかりと意味がわかる言葉で伝えてあげないといけないということ。人間と同じですね。それに、イントネーションによる違いが伝わるということは、それだけ気持ちが伝わっているということでもあります。

ときおり奇跡が起きたかのような物語がニュースで取り上げられますが、飼い主との信頼関係が驚くほど高度になりえることに合点がいく実験結果と言えそうです。実際に1,000語以上の単語や複数の動詞が理解できるボーダーコリーや狩猟犬など、知的な犬種などもいます。

私自身、犬たちは言葉が分かると思います。もちろん実際にお喋りしたり、笑い合ったりは出来ませんが。家族になるに連れ、年数が経つうちに、どんどんアイコンタクトや、こちらが何を伝えようとしてるか察知してくれる。喋れないですが、本当に可愛い相棒です。

私たちが暑い、寒い、楽しい、哀しい、寂しい、面白い、と感じるように、犬たちにも同じ感情があるのです。なので私は常に、自分がされたら嫌なこと、自分がされたら嬉しいこと、常に考えながらうちのワンコ達に接してます^ ^

犬は人間の言葉は理解できないけど、人間の心を感じ取ることができる・・・。だから、あたかも犬は人間の言葉をわかったような行動を取ることがあるのだと思うのです。犬は、飼い主さんの心を敏感に感じ取ります。だから、飼い主さんが楽しいときは、犬も楽しそうにして、飼い主さんが悲しいときは、犬も悲しそうにするのです。そして、飼い主さんが犬にどうしてほしいのか、これも犬は感じ取ることができるのだと思います。言葉としてではなく、人間の心を感じ取ることができるのだと思います。だから、よく犬嫌いの人を犬はわかると言います。これは間違っていないと思います。犬は、この人は自分に好感を持っていないと感じ取ることができるので、警戒心を持った行動をするのです。全ての犬にはそういう能力があると思うのですが、その能力にも差があり、また特にいつも一緒にいる飼い主さんの心は、犬は強く感じることができるようになるのだと思っていま

犬を飼ったら最初に行わないといけない必須事項

犬を迎えた後にもしなければいけないことはあります。どれも大切なことですので、必ず行うようにしましょう。

①登録

犬を飼ったら、まずは居住している市区町村に飼い犬の登録をしましょう。これは、「どこで誰が犬を飼っているか」というのを明確にするために法律で定められている義務です。各自治体で生後91日以上の犬の飼い主登録を行っています。登録は初めの年だけです。地域で狂犬病が発生した場合はこのデータを利用して対策措置が取られます。引っ越しの際には引っ越し先の市区町村に届けを出す必要があります。

②ワクチン

上記の登録に加え、年に1度の狂犬病予防ワクチン接種も義務化されています。狂犬病は一度感染・発症してしまうと治療ができませんが、ワクチンの接種で発症を防ぐことができます。犬を守るためにはもちろん、飼い主やその周囲にいる人や動物への感染を防ぐ意味でも、怠ってはいけないものです。市区町村では集合注射が行われているほか、動物病院でも接種できます。 狂犬病の予防接種を動物病院などですませたら、その証明書をもって住民票のある市役所に飼い主登録の届け出をします。その際は登録手数料がかかります。ただし子犬の場合は、この狂犬病の予防接種と混合ワクチンの時期が重なることが多く、どちらを先に受けるべきか迷います。同時に2つ接種することはできません。混合ワクチンと狂犬病予防接種のプログラムは、獣医さんに相談して、子犬の体に無理のない感染性予防をしてあげてくださいね。狂犬病予防接種の案内は毎年4~6月頃届き、公園で集団接種も実施しています。

③病院


犬が何かしらの体調不良を起こした時には、病院に連れて行ってあげなければいけません。特に、子犬を飼うことが決まったら、信頼できる動物病院を探しておきましょう。子犬を迎えたまさにその日に、子犬に異常が起きるかもしれません。体力のない子犬の容態は急変します。ぐったりしていたら、飼い主さんも慌ててパニックになってしまうかもしれません。いざという時のために動物病院のリストを作っておけば安心ですね。そして子犬を迎えたら、できるだけ早いうちに健康状態を確認しましょう。おなかの中に回虫のいる場合もあるので便を持っていき、寄生虫がいる場合は薬で駆除します。外見ではわからない疾病や異常がないか、血液検査をして獣医さんにしっかりと見てもらってくださいね。先天的の異常がある場合はしっかりと対策をしながら犬を育てることになります。それからワクチンと狂犬病の予防接種の日程を相談しましょう。獣医さんを選ぶポイントは、わかりやすく説明してくれること、家から通いやすいことです。実際に通っている人から評判を聞くのも大切です。

④トリミング

そして、トリミングも忘れてはいけません。トリミングに関しては、トリミングが必要な犬種とそうでない犬種がいて、必要な場合もその頻度は犬種によって異なります。まずは飼う犬がどちらに属しているかを調べましょう。トリミングは見た目だけでなく犬の健康のためにも大事な作業になりますので、欠かさず行うようにしましょう。トリミングサロンはさまざまな地域に数多く出店しているので、ぴったりのお店を探してみてください。

⑤散歩


散歩はどんな犬にも必要なものです。飼い主が忙しい時や疲れている時もあるかもしれませんが、犬の健康のためにもきちんと行ってあげるようにしましょう。必要な散歩量は犬種によって異なります。一般的に犬の体格が大きくなればなるほどより長く散歩しなければいけなくなるので、犬を迎える際にはそれも考慮しておくべきでしょう。

⑥しつけ

しつけも犬にとってはとても大切なものです。しっかり行わないと、飼い主だけでなく周りの人に迷惑をかけてしまうことも考えられます。犬を飼うとつい甘やかしてしまいたくなるかもしれませんが、本当にその犬のことを思うなら、甘やかしすぎずきちんとしつけましょう。飼い主用のしつけ教室なども開催されていますので、「しつけ方が分からない!」という方はそういったイベントに参加してみてもよいかもしれませんね。

犬が飼い主にみせる「10の愛情表現」

犬の行動や心理など、さまざまな研究がなされるなかでわかってきたことは、犬には人間社会に適応する能力があり、また飼い主さんの意向を受け入れる従順さを兼ね備えているということ、そして、犬も人間と同じように喜び、悲しみ、嫉妬し、ストレスを感じ、うつ状態にもなるということです。

犬はどんな時でも、自分から人間を裏切ることをしない愛情深い動物です。そんな犬たちが、日々の生活の中でどういった行動や表情で愛情表現してくれているのでしょう。

いつも私たちのそばに寄り添って、癒しを与えてくれるワンちゃん。単なるペットではなく、家族の一員のように大切に思っている方も少なくないでしょう。実は私たちがワンちゃんを想うように、ワンちゃんだって体を使って愛情を表現しています。ここにまとめました!

①しっぽを振って好きだよアピール


しっぽを振るという行為は、分かりやすい愛情表現のひとつです。帰宅したときに、勢いよく走って来てしっぽをフリフリしているのを見ると、こんなに帰ってくるのを楽しみにしていたのだと嬉しい気持ちになりますね。

②前足をのっけてくるのは、遊んでほしいのサイン

2足立ちで前足を飼い主の足元にのっけてくるしぐさ。これは、子犬が母親に乳をおねだりするときのするしぐさなのだとか。飼い主に前足を突き出してくるときは、構ってほしい、遊んでほしいというサインです。たっぷり遊んであげましょう。

③「笑顔」のときは、嬉しいときや幸せなとき


目を細めて、舌を出している愛犬の表情、それは人間でいうところの笑顔のような意味があるとか。

そのキラキラとした瞳に思わず飼い主も笑顔になることでしょう。これは、一緒にいると幸せだとか嬉しいという気持ちを表しています。笑顔の愛犬には見つめ返して笑いかけてあげましょう。

④スリスリしてくるのは、甘えたいとき

愛犬が飼い主に近づいてスリスリしてくるときは、甘えたいときや、散歩に行きたいというときの合図。ただ、愛犬の表情が硬いときは不安なときでもあります。少し不安そうな顔をしていたら思いっきり抱きしめてあげましょう。

⑤頭をコッツンは、ご主人への信頼のあかし

Girl with a young dog enjoying a beautiful day

愛犬が頭や鼻で顔にコッツンとしてくるのは、飼い主を信頼しているよというサインでもあり、主人として認めているよというサインでもあります。

いうなれば、しっかりしつけができている証拠でもあります。頭をコッツンとしてきたら、温かな目で見守ってあげましょう。

⑥深いため息は、満足している証拠

人間がストレスと感じるときにため息をついたり、安心しているときや満足したときに深いため息をつくように、愛犬もため息をつくことがあります。ため息が深ければ、現状に満足している証拠です。ただ、短いため息はストレスを感じている可能性もあるので要注意。

⑦仰向けでお腹を見せるのは、信頼しているから


お腹は犬の急所でもあります。お腹を見せたり、仰向けになって寝ているのは、飼い主のことを信頼しているから。また、構ってほしいというサインでもあります。愛犬がお腹を見せてきたら、いつも触れないような部分も撫でてあげましょう。

⑧ご主人のものに囲まれて寝る

いつの間にか愛犬が自分のベッドに寝ていたり、置いていた服の中で寝ていたりするのは飼い主のことが好きだからです。犬は人よりも数千から数万倍も優れた嗅覚を持ったいきもの。飼い主のにおいに囲まれることでリラックスできるのです。

⑨顔をペロペロするのは、甘えたいサイン


顔や口をペロペロなめる行為は、子犬が母親に甘えるときにする行動で、飼い主に甘えたいときのサインでもあります。

例えば、散歩の時間になっても行く素振りを見せてくれない飼い主さんに散歩を催促するときや、休日になかなか起きてくれない飼い主さんを起こして一緒に遊んでもらいたいときに、彼らが一生懸命口元をなめてくるのは、自分のおねだりのアピールでもあります。

他には、愛犬の前で夫婦ゲンカをしたとしましょう。愛犬にとっては、大切な群れの崩壊の危機。ぜったいに阻止しなければなりません。必死にリーダーの口をなめて、怒りを鎮めようとします。あるいは、夫と妻の間を行ったり来たりしながら、オロオロすることもあるでしょう。こんな仕草を見せられたら、怒りもスーッと消えてしまいます。喧嘩の仲裁になってくれているんです。

⑩飼い主が落ち込んでいるときは、寄り添って癒してくれる

飼い主が落ち込んでいるときに一緒に寄り添ってくれるのは、飼い主に対して愛情があるから。ときには涙をペロペロと拭ってくれるときもあります。やはり大切な人が落ち込んでいると悲しいもの。寄り添うことで早く元気になってほしいと思っているのです。

以上、こうしてみると、愛犬の愛情表現はなんだか愛らしいと感じませんか。からだや表情で飼い主に対して自分の気持ちをアピールしているのです。愛犬が愛情表現をしているときは、愛情を持って優しく接してみましょう。愛犬にも気持ちが伝わるかもしれません。そんな愛犬の心の中にあるのは、飼い主さんへの愛情と信頼と、純粋さなのです。