夜の星の海で…

女「……本当に?」

僕「本当だって。誕生日、もうすぐ?」

女「……ううん、三ヶ月前に終わっちゃったよ」

僕「三ヶ月前……九月?」

女「うん、9月30日。私の誕生日だよ」

今年の九月は、彼女にフラれたショックでお祝いどころではなかった。

その彼女に、こうして誕生日を聞いている今が不思議な感じだ。

女「覚えていたら、適当にお祝いしてね」

僕「適当でいいんだ?」

女「四年生になったら……忙しいんでしょ? あんまり邪魔にはなりたくないんだよ。そういうの、すごく嫌いだから……」

彼女は、冷たいままの様子で空を見ている。

僕「うん、覚えておく」

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